Arithmerに入社して、約1年3か月経ちました。Arithmerの技術力に期待し、この技術レベルの高さであれば何でも提案ができると思い入社しました。
1年3か月経っていくつかのプロジェクトを経験しました。実際のところはどうだったか?当初の期待通りなのかどうか?今回はその中身をお伝えしたいと思います。
人間の体の一部の採寸プロジェクト
基準になる物体と体の一部を合わせて撮影し、その体の一部の採寸をAIで行うプロジェクトに携わりました。一見簡単そうに見えるように感じられると思いますが、人間の体というものは平面の形状ではなく、丸みを帯びているので写った画像をそのまま計測しても、出鱈目な数値しか出てきません。
では、どうするか?
この場でどのように行ったのか説明は控えさせていただきますが、Arithmerのエンジニアは、複数のAIアルゴリズムと複数の数理モデルを駆使して、それを抱き合わせて90%以上の確率で誤差1cm以内を達成しました。
私が前職含め今までの経験したAIプロジェクトの中で一番衝撃を受けました。そもそも、AIアルゴリズムを複数抱き合わせて推論すること自体が私的には非常に珍しかったこと(エンジニアからするといたって普通なのかもしれません)ですし、そういった組み方をした場合は、大抵精度は落ちるものと思っていました。しかも、加えてArithmerならではの数理モデルも駆使しているところがかっこよかったです。他のベンダーは真似できないなと思っています。
ちなみにこのプロジェクトは、元々他のAIベンダーで行っていたようですが、そのベンダーは我々のような精度とはほど遠かったようです。
Arithmerの場合、他ベンダーではうまくいかなかったお客様からお声がけいただいてプロジェクトが始まるパターンが多いと聞いています。
私も新規で営業をかける場合、「他のベンダーでうまくいかなかった案件などないか?」と必ずヒアリングしています。その問いに積極的に回答してくれるお客様は、AI導入に積極的な企業だと思っています。
本当はAIを使ってやりたかったことがあったのにできない、POCを何回もやってお金を無駄にしてしまった、など最近になってもかなり聞く話です。
他ではうまくいかなくてもArithmerなら大丈夫ですよ、ってお客様に伝えられるのは、営業的にはかなり幸せかなと思っています。
最近は、AIエージェントを扱う案件に取り組んでいます。AIエージェントは、生成AIの次にくる先端技術として有名になってきましたが、この技術も果てしない可能性を感じています。
ArithmerのAIエージェントを駆使して、お客様の課題解決、社会課題解決の幅が一気に広がりますし、今まで不可能だったことが可能になってしまうことも多々あると思っています。
このワクワク感って、Arithmerに在籍しているからこそのものかと思っています。
1年3か月経ちましたが、当初の期待以上の会社だと感じています。

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