Arithmerは、2023年4月から、原則として全社員、出社勤務にすることにしました。

3年前、新型コロナウイルス対策のために初めて全社員の在宅勤務を実施し、緊急事態宣言の解除・再発令などに応じて在宅勤務のレベルを調整してきました。その後、新型コロナウイルスの感染状況の変化を踏まえて、2022年4月からまずはエンジニア職以外の職種全員について、原則として出社勤務としました。そして今回、全社員について、原則として出社勤務とすることにしました。

そもそも在宅勤務には次のようなメリットがあると言われています。

・時間を有効活用できる

・家庭と仕事の両立が図りやすい

・業務の生産性が向上する

他方で、次のようなデメリットがあると言われています。

・社内コミュニケーションが減る

・チームの進捗状況が把握できない

・業務において孤独を感じる

Arithmerは、新型コロナウイルス発生前、全社員出社勤務をしており、週1回、全社セミナーや懇親会を実施していました。そのため、職種内はもちろん、職種間のコミュニケーションもスムーズに行われていました。しかし、在宅勤務になると、業務以外での職種間のコミュニケーション機会がなくなりました。

また、この3年間で新たに入社した社員は、部署内でのコミュニケーションは取れても、他部署とのコミュニケーション機会が少なく、お互いの信頼関係の構築に時間がかかっている印象がありました。

ArithmerはValueの1つとして「信頼される行動をとる」を挙げています。具体的には、顧客視点で考える、言動に責任を持つ、妥協せず最善の結果を追求する、個を尊重し多様性を認め合う、の4つを示しています。ここに示していることは、Arithmerの社員個人としてはもちろんですが、部署、そして会社として行うことでもあります。

しかし、部署間や職種間でのコミュニケーション機会が減少した結果、お客様の課題に対して営業・開発・管理が一体となって考えて動けているのか、という点について、少なくとも新型コロナウイルス発生前と比較して良化しているとは言えないと感じる出来事が増えてきました。

また、Arithmerは2022年6月に本社オフィスを移転し、再度、本社所属社員が1フロアに集まれるようになりました。

そこで、改めて全社員出社勤務体制を採ることで、部署間や職種間のコミュニケーション機会を増やし、より多くの社会課題をこの優秀なメンバーで解決していくことにしました。

なお、Arithmerは、開発メンバーが開発に専念したい、という思いも尊重しています。Arithmerはフレックス勤務体制を採用していますが、Arithmerのエンジニア職のコアタイムは他の職種より大幅に短い11:00~14:00の3時間となっており、出退社時刻の融通が利くルールを採用しています。

このように、Arithmerではコミュニケーション活性化のため勤務体制を全員出社としますが、引き続き働き方の柔軟性も確保し、Valueである信頼される行動をとり、Missionである社会課題の解決に貢献してまいります。