なぜArithmerが社会課題解決に挑戦できるのか?

初めまして。
Arithmerから第一号Blogをお届けします。

いきなりですが、社会課題とは何か?
地球温暖化、線状降水帯による局所的な豪雨、南海トラフ地震、超高齢化社会、地方地域の過疎化、都市部への機能集中、出生率、食物自給率、etcと様々なものがあると思います。

「これらの問題はどんな原因で、何を改善することで、何を解決すればいいのか?」

と聞かれた場合、これだ!!というものはなかなか出てこないと思っております。
そんな中、なぜArithmerは「社会課題を解決し、世界に希望を」と掲げているか。

それは、当社が「高度数学を活用し、現象を形式化することを可能にする!」ことに挑戦しているからだと私は考えています。

数学は、AIやビックデータ解析、情報工学の原点となる学問で、「数学はあらゆるものを説明可能にする」とも言われております。(諸説ございます)

数学に精通した人材を、代表取締役大田を中心に多く抱えていること、また物理学で学位を取得した人材を抱えることにより、形式科学と自然科学の両面からアプローチできるのが、Arithmerのみにしかできないことだと感じております。

さらに重要な点は、課題に対して真摯に、実直に、あらゆる角度から立ち向かっていく姿勢ではなかと思っています。

私たちは、あらゆる課題をどのような手段を使って、それは人なのか、ITなのか、AIなのか、ハードウェアなのか、まで考えながら、私たちが持っている技術で解決の糸口が見える課題はこれだ!と仮説を立てて、挑戦していく志を持っています。

また近年、トレンドでもあるDX(デジタルトランスフォーメーション)がありますが、まさに高度数学を応用することやAI技術を活用することも含まれており、私たちもDXの一部をご支援できる企業と考えております。

その一例が、流体予測AIシステムです。

このシステムは、大手損害保険会社様から

「災害が起こってしまった際に被災者の方々に保険金を迅速にお支払いする仕組みは実現できないか」

との課題を解決できないかとの連絡がきっかけでした。

従来、現地へ向かい、すべての家の浸水状況を計測して、保険金の支払いを行いますが、AI技術とシュミレーションを活用することで浸水被害状況を今までより早く把握するこができ、解決できるのではないか?との発想が生まれ、AI技術×シュミレーションを組み合わせた流体予測AIシステムの構築に至りました。

実際に、令和2年7月に発生した、熊本県人吉市を流れる球磨川の大規模氾濫では、本AI技術が活用され、従来より早く保険金お支払いのために貢献できたと考えております。

AI技術×シュミレーションの組み合わせを生む視点が、当社が持っている特徴の一つ、課題に真摯に、実直に向き合う姿勢であると考えております。
AIのみ、またはシュミレーションのみにならず可能性を模索する、これがArithmerという仲間たちです。

AI技術×シュミレーション以外にも、スマートフォンのアプリケーション内で人の転倒を検知できる「転倒検知技術」や、データ分析×3Dモデリング技術を活用し人の身長・体重・年齢・性別、前後の画像2枚で体の採寸を可能にした「自動採寸技術」、みなさまの社内規定や作業マニュアルなどをそのまま読み込みことで利用できる自然言語処理技術を活用した「AI ChatBot」、深層学習の最新技術をローカルPCでノンコードで利用できる「ArithCheck(AI検品システム)」など、様々なソリューションを提供できる会社です。

この記事を書いた人

営業企画本部 第二部 部長補佐 
氏家 賢人

2020年10月入社。
流体予測AIシステムを中心とした防災テック、AI活用コンサルティングや画像解析ソリューション、大規模データ分析を営業兼PMとしてプロジェクトを推進しています。