Arithmerに入社してからの約2年間を振り返ってみました

こんにちは。今月のブログは研究開発本部の原田が担当します。ブログを初めて書くことになり何を書くか迷いましたが、今回は入社してからの約2年間を、技術面を中心に振り返ってみようと思います。

入社のきっかけ

大学院の卒業が迫る中、将来どうするか決めかねていたところ、偶然Arithmerのホームページを見つけました。当時は今ほど情報が載っていたわけではないのですが、何やら惹きつけられるものがあり、調べてみる内にアカデミアで活躍されていた人や現在も研究者として活躍されている人が多く在籍していることを知りました。この会社は面白いに違いないと思い、自分の直感を信じて応募し、縁あって入社することになりました。

入社後

入社後は動画/画像解析チームに配属されました。最初に携わった案件は物体検出を用いたシステムに関するものでした。元々深層学習はおろかプログラミングも大して経験がなかったので、当時は触れる技術が全て新しく、非常に新鮮だった記憶があります。また、Arithmerの社員は人当たりの良い人が多いことも印象に感じたことの1つで、中には大変面倒見の良い人もおり、技術的なアドバイスを受ける機会もありました。そのような環境だったこともあり、業務でそこまで困ることはなかったように思います。

現在までの主な業務

これまで画像解析系の案件を中心に携わりましたが、多くの場合、初手からは精度が出ずに試行錯誤の繰り返しで苦労することが多かった印象があります。深層学習を扱っていると、つい高度なアルゴリズムやモデルで解決することを第一に考えてしまいますが、これまでの経験では、データの前処理などの作業を丁寧に行った方が精度向上に効果があることが多く、このような地味な作業を軽視してはいけないことを身に染みて感じました。こういう知見は実際の業務以外ではなかなか得られない部分なので、非常に良い経験になっていると感じています。

その他、印象的な業務

上記の業務と並行して、フロントエンドや動画のストリーミング技術にも携わることになりました。実は当初はこれらに対してそこまで興味を持っておらず、知識が全くない状態だったので、必要な知識を身につけながら開発を進める日々がしばらく続きました。興味を持っていなかったと述べた仕事も、知識や技術が身についていくうちに、予想外にも魅力的な側面があることに気がつきました。特に、それまでの私はフロントエンドもバックエンドも何も知らない状態でしたが、この業務を通じて多少なりとも経験ができたのは非常に良い機会になったと思っています。このように幅広い経験ができる環境もArithmerの良い点ではないかと思います。

以上、Arithmerに入社してからの約2年間を振り返ってみました。Arithmerに興味がある方にとって、少しでも参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。