若手AIセールスコンサルタントのArithmerでの働き方

◆ はじめに

こんにちは。私は事業部に所属するセールスコンサルタント(いわゆる営業)です。現在は入社して1年半ほど経ち、日々AI営業の難しさと面白さを感じながら仕事に取り組んでいます。今回は前職を含めた5年半ほどを振り返りながら、私がArithmerのセールスコンサルタントとしてどのようなことをしているかをお伝えできればと思います。

◆ 前職の経験と転職のきっかけ

前職では、最初の2年半ほどは製造業向けに工業用品を提案する営業をしていました。顧客の要望を聞き、製品やサービスを提供するというシンプルなものでしたが、その要望というのはかなり具体的なものであり、正直これまでに先輩方が築き上げてきた人脈を活用すれば、ある程度は苦労せずに数千万円のモノも売れる、そんな世界でした。数字は積み上がっても、自身の介在価値が低いように感じておりました。

そんな中で社内SEへの異動の打診があり、業務の一部でITツールを検討する機会をいただきました。そこでITの可能性と面白さに触れ、それらを活用した業務改革をメインの業務にしたい、という思いを胸に転職を決意しました。そこで出会ったのがArithmerでした。

◆ AI営業の壁:ブラックボックスとギャップ

AIの営業を始めて最初に感じたのは、そのブラックボックス性の扱いにくさでした。ただでさえ新しいものであるが故に顧客はAIに対して不信感を抱きやすい上、AIはなぜその答えが出力されたのかが説明できないことも多いです。仕組みを説明しても理解・同意を得られなかったり、100%の精度でないのであれば検討できないと言われたりすることもよくあります。特に新規のお客様相手ですとAIへの理解や当社への理解をいただくことに時間がかかり、最初の接点からご契約いただけるまで半年以上かかるケースもございます。

AIのネガティブな側面からお話してしまいましたが一方でもちろんメリットもあり、これまでの技術ではできなかったことでもAIを活用すればできるようになることがあるのも事実です。顧客の要望を確認しながら、我々であればどのような技術を活用してどの程度顧客の目標達成に近づけられるかを日々模索・提案しています。

◆ 担当業務の拡大と新たな挑戦

入社してからの1年半で、自分の対応領域がどんどん広がっていきました。業界について考えると、当初はバイオ領域担当として食品・農業・医療業界を担当しておりましたが、組織変更や人員配置の都合上、現在は化学業界や窯業業界、はたまた服飾業界も担当させていただいております。

実務についても顧客折衝や提案資料の作成などだけでなく、カメラやPCなど必要な機器の選定や、時には受注後の開発スケジュール作成やリスクの洗い出し、エンジニアへの進捗確認など、いわゆるPMのような業務を行うこともあります。
営業職の範疇を超えて、幅広い範囲で裁量権を持って働くことができています。

◆ 自分の力だけでは進められないプロジェクト

これまで自身の担当業務の幅広さについて紹介しましたが、もちろんAIプロジェクトは一人の力では決して進められません。特に営業の担当者である私からすると、契約を獲得するために先輩や上司の資料レビューや打ち合わせでの上司の最後の一押しが必要だったり、顧客へ導入するシステムの開発はエンジニアの力が必要だったりします。またこれらのプロジェクト推進に直結する支援だけでなく、事務手続きを担ってくださる方々や働きやすい環境を整備してくださる方々など、多数の人の支援を受けながら仕事をしています。 手前味噌になりますがArithmerはみな心優しいだけでなく、互いに敬意を持ってコミュニケーションを取ろうとする方が多いように感じます。一丸となってプロジェクトを進めようとするこの感じが私は非常に好きですし、これを当たり前にしないよう、また案件受注という形で会社に貢献できるよう努めています

◆おわりに

この1年半で、私は営業としてだけでなく、人としても大きく成長できたと感じています。これからも、AI営業としてのキャリアを積み重ねながら、新しい知識とスキルを身につけていきたいと思います。

このように、Arithmerでは多種多様な経験を積むことができます。このブログをきっかけに、当社に興味をお持ちいただける方がいらっしゃれば幸いです。