コミュニケーションをスムーズにする『集中ボード』の導入について

まず、「集中ボード」とは何かというと、「いつでも話しかけてOK」、「集中しています」、「休憩中」、「在宅勤務」、「外出」、「退勤」、「休日」の自分の状況を表示できるボードのことです。

きっかけは、エンジニアから「集中している」という、声かけをセーブしてほしいことを示す看板のようなアイテムが欲しいと依頼があったことです。(ここから「集中ボード」という名前になりました。今では「集中」以外のサインもありますが、良い名前が思いつかずそのまま集中ボードと呼んでいます)エンジニアは、コードを書く作業などで集中する場面が多々あり、途中で声をかけられると集中力が切れ、作業効率が下がってしまうことがあるそうです。そのため、集中ボードがほしいとのことでした。

最初は「集中」だけを表示するボードを導入する予定でしたが、検討するうちに、管理部でも集中して資料を作成する時間が必要なのではないか、会議中なのか休憩中なのか、もう退勤したのか、なども分かると良いのではないかと考えました。Arithmerはフレックス制のため、時間によっては相手の状況を確認できない場合があるからです。


こうして、「集中」の他にもいくつかサインを追加したボードを作ることになりました。

このようなサインは日常的なよくあるサインなので、どこかのサイトで売っているだろうと思っていたのですが、意外とイメージ通りのものがなく、デザインセンスなども私には無かったため、外部に依頼するしかないと考えました。しかし、軽い気持ちで見積もりを取ったところ、予想以上にかなり高額だったため断念。自信はありませんでしたが、手作りすることにしました。

制作のポイントはこんな感じです。
・遠くからでも一目でサインがわかるように色を活用すること
・両面使えるようにしてどこからでもサインがわかるようにすること
・ホワイトボードのように名前と時間が自由に書けること
・低コスト

100円ショップのグッズとフリー素材などを活用し、試行錯誤しながら1個あたり392円の集中ボードが完成。作りながらITの会社なのになんてアナログなんだ!と思ったりもしましたが、実際に使ってみると、声をかけたい人の状況が一目で分かるというのはとても便利だということに気づきました。自分の席からオフィスを見渡して、〇〇さんは今会議中だからあとにしよう、〇〇さんは今いける!とか。

今大丈夫かな、忙しいかな、と迷うことなくコミュニケーションが取れますし、自分の状況も簡単に周りに示せるようになりました。デザインも、フリー素材をかき集めて作ったものですが、カラフルでなかなかかわいらしく、結構気に入っています。

これからも、社員の皆さんがより快適に過ごせる環境を作っていきたいと思っています。